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体温とダイエット

低体温はダイエットの敵!!

感染予防対策として、患者さんに対して検温したり、自分自身もされる機会が多くあります。

そんな時、若い世代の方たちの体温が低いことに驚きます。

理想の体温は36.5~37℃ですが、特にダイエットや体重を気にする20代女性の体温は35℃台のことが多いです。

熱を生み出すことは私たちの生命活動の基本であり、代謝機能を表すバロメーターになっています。人の体温は39℃になってもすぐには死にませんが、33℃になれば体内での代謝が阻害され、危険な状態になります。

人間の体は体温の低下に非常に弱いのです。

また、体温は0.5~1℃下がると免疫力が30%低下するといわれています。

36.5℃が最も免疫機能が活発になり、また、体内の酵素活性が活発になるのは37℃前後です。そのあたりまで体温を上げていくことが必要です。

35℃以下は低体温で、体内酵素の働きが低下し、代謝も低下し、脂肪も燃焼しにくいので太りやすくなってしまうのです。

では、どうしたら良いでしょうか?

⇒低体温を改善するには、エネルギー摂取をきちんとすることです!

「痩せてきれいになること=体重を減らすこと」ではありません!

体脂肪が減って、しかも肌にハリとツヤがあり、元気や明るさが周囲に伝わってこそきれいになるということ。

朝ごはんは毎日食べていますか?なんとなく流行りの糖質制限をしていませんか?おやつはどんな風に摂っていますか?どれくらい運動できていますか?

体温の低い方は、朝ごはんをしっかり摂取する習慣が本当に少なくなっていると感じます。

朝食べるなら寝ていたいし、摂取カロリーが増えるのも嫌だから朝ごはんは食べず、お昼にはお腹が減るので、ランチでは好きなものを割としっかり食べてお腹を満たし、甘いものも少しなら…とおやつもちゃっかり食べ、糖質制限の意識から夕飯では絶対にご飯を食べず、鶏の胸肉やお豆腐等、異常にタンパク質摂取を意識する。。

こんな食生活の方がとても多いと感じます(>_<)

食べないダイエットやバランスを無視したダイエットは、新陳代謝を鈍らせます。脳も空腹を感じるから、甘いものへの欲求がふえます。

その結果、そんなに量は食べてないのに太る、痩せない、浮腫む…ということにつながります。

しっかり食べれば内臓がしっかりと動き、代謝も上がるので食べても太りにくくなります。しっかり食べて、しっかり消費させていくことが重要です。

ダイエットは食べ物の量ではなく、食べ物の質・バランスを変えていく必要があります。

「食べ物の質」を見直して、その時だけ痩せるのではなく、長期的に、かつ健康的な美しさを目指していくべきです。

この機会にご自身の普段の体温を知り、代謝する力が高くなるよう、体温を上げていく食事と生活について考えていきましょう(^^)/

食事の内容についてはまた次回以降の記事をお楽しみに